中央法規出版より『力と意欲を引き出す介助術』が発売されます!

8月10日に中央法規出版より「力と意欲を引き出す介助術」が発売されます。
この本は、2008年に出版された『福辺流 力のいらない介助術』の第二段(セカンドステップ)です。
 

医療においても介護においても、目の前の人を援助するときに援助側が理解しておかなければならないものに、援助される人が「どんな人なのか」ということがあります。その中で最も大事なことは、その人が「何を望んでいるか」です。


 私たちは自分自身が本当は何を望んでいるのかさえわかっていない存在です。そんな私たちが他人のそれをわかろうなどとは実に無謀でせん越な試みです。
 でも、私たちが目の前の人の「どんな人生を送りたいのか」「これからどう生きていくのか」「どんな目的を持って生を全うするのか」という心の声を聞こうとするとき、実は自分自身のそれを探り続けるために自分自身を見つめ直す作業をしているのだと思います。だからこそ、その行為が許されているのだろうと私は思っています。


 その人が思うその人らしい人生を送ることを「尊厳」と言い換えてもよいかもしれません。
また、他人の手を借りないで何かができることを「自立」や「自由」と呼びます。(完全な自立などはありえないのですが。)その人らしい毎日を送りたくてもその人だけの力ではどうにもできないときに、できるようにサポート(下支え)するのが、医療や介護やリハビリテーションです。


 この本は援助する人だけでなく、援助される人(双方を分けるものは実はないのですが)にも読んでいただきたいと思っています。    ~ まえがき より抜粋 ~
 

力まかせのツライ介助から、
利用者の意欲と力を引き出す介助へ

「声かけ」「支え方」等の介助次第で利用者は劇的に変化します。
多くの介護現場にかかわった理学療法士が伝授する利用者・介助者双方にやさしい介助法。

~中央法規 e-booksより~

B5サイズの非常に読みやすい1冊です。
是非ご一読ください。

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